JA都市部会でお話ししました

JAの都市部会総会研修会でお話をしました。

テーマは、「最近の相続事情から学ぶ賢い相続対策」です。

 

JAの組合員 の中で、いわゆる資産家と言われる方にはいろいろな方がいらっしゃいます。たとえば、専業農家の方、兼業農家の方、不動産業に転換した方など。
資産内容も、農地や貸駐車場、賃貸アパートなどの不動産中心の方、土地売却資金や不動産収入、給与収入などの金融資産中心の方、不動産・金融資産両方所有の方など。

相続対策として、それぞれの属性にあった対策が必要です。ただ、争族にならない対策は、どの属性にも共通するのではないかと思います。

お客様からお聞きしたのですが、知り合いの方で最近ほとんどの農地にハウスメーカーから相続税対策として提案されたローン付賃貸アパートを建設した方がいるとお聞きしました。                           確かに相続税はかからなくなったかもしれませんが、10年後20年後その賃貸アパートはどのようになっているでしょうか。その地域は人口減少が予想されている地域です。満室の状態であればいいのですが、空室が出ると返済が滞るのではないかと心配です。
また、将来空室のある状態の賃貸アパートを相続した相続人はどうなるでしょうか。ひょっとすると、その賃貸アパートを相続したくないという相続人も出てくるかもしれません。そのようになってしまいますと、争続になってしまう可能性があります。そのようにならないためにも十分に検討して実行されることをお勧めします。