個別相談会報告

先日あるJAで組合員の方対象の個別相談会の相談員を務めました。

JA組合員の方で多い相談は、やはり相続税についてです。その他には、不動産が多い割に預貯金などの金融資産が少ないのでどうすればいいか、という相談も多く、なぜ金融資産がないのかを尋ねると、自宅を新築増改築につぎ込んだ、ハウスメーカーから相続対策として賃貸アパート建設を勧められそれに使ってしまったなど。遺産分割をするにしても、生活資金や事業資金納税資金などにはやはり現預金を保有しておくことが大切です。

また、JA組合員の頭の痛い相談が、後継者がいないので農地をどうすればいいかという問題です。農地をほかの利用ができる立地ならいいのですが、農業以外に利用方法がない農地ではたいへん困ったものです。

最近では、遺言の作成方法を相談する方も増えてきました。遺言が浸透してきているのだと感じます。しかし、中途半端な内容の遺言ではかえってトラブルのもとになります。経験豊富な実務家に相談することが大切です。ご相談がある方はお気軽にご連絡ください。