地区生涯学習講座でお話をしました

高齢者を対象とした生涯学習講座でお話ししました。
テーマは、「エンディングノートの書き方」です。
エンディングノートは、世の中で認知され、ご存知の方も多くなりました。しかし、何を書けばいいのか、また、エンディングノートさえ書いておけば相続の時は大丈夫だと勘違いしていらっしゃる方もいらっしゃいます。
私は、エンディングノートの効用の一つは、家族のコミュニケーションのツールになるということだと考えます。家族で将来のことや今までの人生について会話するということは、家族同士がお互いを理解するうえではいいことだと思います。その手段としてエンディングノートを利用するのです。
一方、相続を考えたとき、自分の財産をどのように分割してほしいかという考えを残しておくには“エンディングノート”は適切ではありません。逆にトラブルのもとになります。
財産の分割について考えを残しておくには、やはり“遺言”です。“遺言”でしっかり自分の思いを残すことが家族の幸せにつながるのではないかと思います。