親なきあと2

親が亡くなった後の心配のひとつに“住まい”があります。

たとえば、一戸建ての自宅に住んでいた場合、家の修繕や町内会との付き合いなど親が元気なうちは親が対応します。しかし、親が亡くなった後はそれらのことは知的障害の子ができるかどうかです。

自宅の管理ができないとなると誰かに管理を任せることになります。しかし、家屋や土地の管理は任せられても、ひとりで生活していくことができるかどうかです。中には定期的に支援者の訪問による支援をしてもらうことにより生活できる方もいます。それが不可能であるということになると生活支援をしてもらえるグループホームなどの施設に移ることになります。

高齢者グループホームは多くありますが、知的障害者グループホームはまだそれほど多くはありません。グループホームにいつから入居を始めるかも大切です。やはりそのグループホームに慣れるということが大切です。環境の急激な変化は本人にとってはストレスになります。ですから親が元気なうちにショートステイなど体験入居してみることをお勧めします。

なお、グループホームの近くにあるアパートなどで障がいのある人が一人暮らしをするタイプのサテライト型という方法もあります。