講演会報告

ある知的障害者の団体で、“親なきあと”連続講座の一コマでお話いたしました。テーマは、「わが子に残す財産の管理と運用」です。

家族としては、自分たちがいなくなった時、障害を持つわが子が安心して幸せに生きていってくれることを願っています。その時親が心配すること不安に思うことがたくさんあります。我が子にどれだけの財産を遺しておかなければならないか、しかし、その財産を本人が管理できるのか、また、ほかのきょうだいのことも考えなくてはいけない、など考えればきりがありません。

今回は、具体的事例を基に、遺言・生命保険・信託を中心に、加えて成年後見制度の実務についてお話いたしました。

また、私が思いますのには、“親なきあと”を親がひとりで考えると行き詰ってしまいます。仲間や親の会のメンバーなどと情報交換をすることによりこれからの道が見つかるのではないかとも思っています。