講演会報告

先日、ある地区のふるさとづくり推進協議会で「相続税と贈与税の基礎知識」をテーマにお話ししました。

その地域は山あいにある農村。同協議会からの要望でのテーマでしたが、お話ししている途中で、相続税よりも相続一般についての方が興味があるようでしたので相続税贈与税についてはポイントをお話しした後、相続一般についてお話ししました。

終了後の質疑応答でほかの地域の農業従事している方からよく聞く同じ悩みの質問がありました。それは、後継者がいないので、農地をどうすればいいのかというものです。市街地の農地であれば宅地としての利用や店舗などでの有効活用ができますが、中山間地の農地はそうもいきません。また、近年ではイノシシやサルなどの獣害も頻発しているようです。なかなか悩ましい問題です。

今後民法、不動産登記法、土地基本法などの改正が施行されることから実務的にどのように変わっていくか見ていかなければなりません。