講演会報告

先日、ある公民館で「エンディングノートの利用」についてのテーマでお話ししました。

エンディングノートは書店でもいろいろな種類のものが販売されていますし、葬儀社や金融機関でも無料で配布しているところもあります。参加者の中には市販のエンディングノートを持っている方もいらっしゃいました。

私は、エンディングノートは、「いままでを振り返り、いまを見つめ、そしてこれからどのように過ごしていくか」を考えるツールだと思っています。また、家族の中で将来について会話するツールでもあります。近年は、核家族化や少子化により家族での会話が希薄になっているように感じますので、エンディングノートを利用されてはいかがでしょうか。

エンディングノートは形式にとらわれることはありません。市販のものでもいいですし、大学ノートでも構いません。思いつくままに書けばいいのです。そして、家族とコミュニケーションをとられてはいかがでしょうか。

ただ、注意しておかなければならないのは、エンディングノートは遺言書にはなりません。財産の配分などをお考えでしたらやはり遺言書を遺しておくことをお勧めします。