ある金融機関で相続研修会の講師を務めました。
ここ数年、年3~4回開催され、シリーズでテーマを替えてお話ししてきました。
今年度は、相続の実務を知ることによりお客様から信頼され、相続を切り口にいろいろな業務推進につなげられるようになるのが狙いです。
相続手続きにしろ、相続対策を考えるにしろ、まずは相続の流れを理解してお客様に説明できるようにしておかなければなりません。
中でも、まず最初は法定相続人の調査と確認が重要です。法定相続人は本来戸籍謄本で確認する必要がありますが、まずはお客様からのヒアリングにおいて把握します。しかし、お客様の勘違いやお客様が知らない家族関係、また話したくない家族関係などがあり、お客様からの信頼されることが相続相談の前提となります。
さらにお客様から提出された戸籍謄本を正確に読むことが重要です。法定相続人を間違えてしまうとたいへんなことになってしまうからです。